なぜおねしょをしてしまうのか?
そのメカニズムを簡単にお話します。
1)膀胱内に尿がたまり、一定量になる。
2)膀胱内の感覚器が尿を感知して、脊髄に信号を送ります。⇒(脊髄反射の発生)
3)その後尿道内に筋肉(内尿道括約筋)がゆるみおしっこの準備をします。
(内尿道括約筋は自己の意志によりコントロール出来るので我慢することができます。)4)次に膀胱内の感覚器からの信号は(排尿中枢)へと伝わり排尿の指示を出します。
5)そして、膀胱内の筋肉(膀胱括約筋)が収縮しおしっこが出ます。
6)(尿道内の筋肉のゆるみ)と(膀胱内の筋肉の収縮)がタイミングよく起きることで自分の意識でおしっこが出るのです。
7)寝ている時は膀胱内の筋肉が緩んでいるので、尿が多く貯まっても尿意を起こさない様にセットされているので、ある程度はOKです。
日常起きている時にトイレでするおしっこは、大変気持ちが良いものですが寝ているときにしてしまうと、おねしょと言われ厄介者です。
子供の場合は、膀胱の容量と、その周辺の筋肉が発達の途中だったりということもありますし、その要因は次のようなものがあります。
1)膀胱括約筋の緊張が強すぎる。寝てから2時間以内におねしょをすることがある。
2)外尿道括約筋の緊張が弱い。おしっこを我慢できない。
3)脊髄反射が安定しない。つまずきやすい。
4)中枢の反応が安定しない。ねぼけたりする。
5)その他、冷え性とか火照りを感じる、胃腸が弱い、胸焼け、口やのどの渇き。
これらの要因によりおしっこが寝ている間に出てしまいます。
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